LiNDAZOO動物大集合!
ディレクターの北田です。
今回はフォルクスワーゲンの新SUVモデルT-Crossの映像をご紹介します。 1リッターでキビキビ走るのが売りのVW最小モデルのようです。 自分もSUVに乗っていますがちょっと気になるモデルですね。
3週間ぐらいしかなくでも動物をたくさん登場させたい・・・とのオーダーでした。 時間のない中ZOOチームが頑張ってモデルのブラッシュアップやアニメーションを
頑張りました。 自分は今回レンダーコンポ周りを担当したので軽くメイキングです。
まず完成形がこちら。
彩度が高めの絵になっていますが動物図鑑のような楽しい感じの雰囲気にしたいとのことで、
こうなっています。
今回海外のデータでグレーディング済みのsRGBの素材しかなく、
ガイドになるリファレンスなど手がかりは何もありませんでした。 ここに動物たちを合成していきます。
とりあえず車を合成して馴染めば同じカラコレで動物たちも行けるだろうと踏んで、
手持ちの車を仮合成してみます。 似た雰囲気のHDRでライティングし、白黒レベルと色味を調整してみます。 ガラスの青みが違うなーとか、背景をまだ作っていないのでフロントガラスの映り込みが違うなとか、あれこれ試行錯誤します。
動物たちがまだ上がってこないので、仮のモデルで映り込みがどの程度入りそうか、
影はどれぐらい車に干渉しそうかテストします。
影はボディ前面に入りそうだったのですが、絵的になくても違和感ないだろうと判断して今回は入れないことにしました。
ボディの色を合わせ、カラコレやライティングの調整でなんとなく行けそうな感じがしてきました。
いじっていくうちにsRGBだと色域が狭すぎてハイライトがうまく調整できず 階調が無くなってしまうので、一度ログに戻してLUTで丸め込んだほうが 良いかなと思い始めた段階です。 下はペンギンが飛んでのっぺりしてしまってますね。
動物たちの種類やレイアウトもけっこう変わったりしたので、
その都度入れ替えながらレンダーし、動物たちも車のベースカラコレを基準に
さらに微調整しながら完成になりました。